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料理宅配ジャスト・イート、グラブハブを73億ドルで買収

ロイター / 2020年6月11日 10時5分

 6月10日、欧州で料理宅配サービスを展開するジャスト・イートは、同業の米グラブハブを株式交換により買収することで合意したと発表した。写真はロンドンで2019年8月撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[アムステルダム/ニューヨーク 10日 ロイター] - 欧州で料理宅配サービスを展開するジャスト・イート・テイクアウェー・ドットコム は10日、同業の米グラブハブ を株式交換により買収することで合意したと発表した。買収が完了すれば、売上高では中国を除く世界で最大の料理宅配サービス企業が誕生する。

グラブハブの時価総額は約43億ドル。同社を巡っては、米配車大手ウーバー・テクノロジーズ 傘下のウーバー・イーツが5月、株式交換を通して買収することを提案していたが、これには独占禁止法上の懸念があるとされ、今週に入って破談となった。この件に関してウーバーからコメントは得られていない。

グラブハブのマット・マロニー最高経営責任者(CEO)はロイターの電話取材で、ウーバーの提案に関する報道を受けてジャスト・イートが独自の買収案を提示してきたと明かした。

また、ジャスト・イートが提示した価格が「決断を容易にした」と語ったほか、同社との統合により「財務の強さと柔軟性」が得られるとの見方を示した。

ジャスト・イート株は約13%下落。グラブハブの株価は引け後の時間外取引で約6%上昇した。

ジャスト・イートの2019年の売上高は15億ユーロ(17億ドル)、グラブハブの売上高は12億ユーロ。新型コロナウイルスの感染拡大で料理宅配サービスの需要が拡大する中、4─5月の売り上げは両社の主要市場で41%増となったという。

両社は、株主と当局の承認を経て、2021年第1・四半期に買収を完了させる計画。合併後の本拠はアムステルダムに置く。

米クリーブランド・マーシャル・カレッジ・オブ・ローで教鞭をとるクリス・セイジャーズ氏は両社の統合について、米独禁法当局の承認を容易に取得できるとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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