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ECBが債券購入早期縮小との見方、「全くの憶測」=仏中銀総裁

ロイター / 2021年5月11日 17時0分

 5月11日 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁(写真)は、ECBが異例の債券買い入れを早期に縮小し始める可能性があるとの見方は「全くの憶測」だと述べた。2019年7月、シャンティイで撮影(2021年 ロイター/Pascal Rossignol)

[パリ 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は11日、ECBが異例の債券買い入れを早期に縮小し始める可能性があるとの見方は「全くの憶測」だと述べた。

ビルロワドガロー氏は、ECBが近いうちに債券購入の縮小を決断できると指摘したECBタカ派メンバーの最近のコメントに反発した。

ECBは新型コロナウイルス危機対策のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を少なくとも2022年3月まで継続すると約束している。

ビルロワドガロー氏はフランス・インフォテレビに対し、「それよりも前に購入を縮小するとの考えは全くの憶測だ」と言明。たとえPEPPを緩和するとしてもECBの金融政策は全般的に緩和的なままになると指摘した。

ECBは新型コロナ危機が始まってから約1兆ユーロ相当の債券を買い入れている。

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