中国、コロナ警戒態勢を維持 足元の感染拡大4週目
ロイター / 2021年8月11日 15時34分
[北京 11日 ロイター] - 中国では、足元の新型コロナウイルス感染拡大が4週目に入る中、警戒態勢が維持されている。中央政府は感染対策の抜け穴封じを指示しており、市当局が厳しい対策を緩和する公算は小さい。
中国国家衛生健康委員会が11日発表した本土の新規感染者(10日報告分)は、国内で感染した人が83人で、直近1週間では583人と、前週から85.1%増加した。前週はその前の週から87.5%増加していた。当局者は、感染力の強いデルタ株が感染急拡大の背景にあるとしている。
新規感染者のうち54人は江蘇省揚州で確認され、同市は今月6日以降の国内感染者数が省都の南京を上回って最多となった。
中国では最初のデルタ株感染例が7月下旬に南京で報告されて以降、12以上の都市で確認されている。中央政府は地方当局に対し、感染対策の「気の緩み」を改め、対策の抜け穴をふさぐよう指示している。
ただ、経済のまひを回避するため、主要都市の完全なロックダウン(都市封鎖)は踏みとどまっている。
リスクがより高いと見なされた居住地区や地域は封鎖され、中・高リスクの地域がある都市では公共の場でさまざまな程度の制限が導入されている。
感染者が確認されている都市からの航空便の運航は、南京、揚州、張家界を除いて引き続き認められている。ただ、感染者が確認されている地域から北京に入る航空便や列車は減便が報じられている。
国内で感染した人が新たに1人報告された北京は、近隣の天津と河北省に限定して長距離バスの運行を認めている。
航空情報会社OAGによると、中国全体の定期航空便の運航はここ1週間で31.9%と大きく落ち込んだ。
10日の本土の新規感染者は海外からの渡航者も含めると111人で、前日の143人から減少した。
統計に含まれない無症状の感染者は30人。前日は38人だった。
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