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日経平均は5日ぶり反発、下げの反動で押し目買い 円安も支援

ロイター / 2021年11月11日 15時49分

 11月11日、東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反発した。都内で昨年9月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反発した。米株安が重しとなったが、連日の下げの反動で突っ込み警戒感から押し目買いが流入した。

2万9000円を割り込まなかったことでテクニカル面から安心感を生じさせたほか、為替の円安基調が相場を支援した。中国恒大集団がデフォルトを回避したとの一部報道も注目された。

日本株は安寄りする銘柄が多かったが、前日までの下落で値ごろ感が生じ、押し目買いが流入した。日経平均は徐々に上値を追う動きとなり、きょうの高値圏で午前の取引を終えた。ただ、あすにMSCIの銘柄定期入れ替えやオプションSQ(特別清算指数)算出を控え、後場には模様眺めが強まった。

市場では「前日までに5日連続で陰線だったことに加え、円安と中国恒大集団に関連した報道で反発したが、さらに上値を買う材料がなく、伸び悩んだ」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との声が聞かれた。

TOPIXは0.32%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆4883億6000万円だった。東証33業種では、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、卸売業などが上昇し、石油・石炭製品、鉱業、建設業などが値下がりした。

トヨタ自動車など主力銘柄は総じて堅調。東京エレクトロンなどの半導体関連株は朝方に軟調だったが、売り一巡後に切り返した。ファナックなど工作機械株もしっかりとなった。一方、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが売られたほか、資生堂もさえなかった。

東証1部の騰落数は、値上がり860銘柄に対し、値下がりが1233銘柄、変わらずが90銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29277.86 +171.08 29046.19 29040.08─29336.03

TOPIX 2014.30 +6.34 2006.60 2004.89─2019.42

東証出来高(万株) 119030.00 東証売買代金(億円) 24883.60

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