安川電、第3四半期受注は過去最高 部材不足で見通し据え置き
ロイター / 2022年1月11日 17時34分
1月11日、安川電機は、2022年2月期の連結営業利益(国際会計基準)見通しを580億円と従来計画から据え置いた。写真は2019年12月、都内で開かれた国際ロボット展に出展れた安川電機のロボットアーム(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 11日 ロイター] - 安川電機は11日、2022年2月期の連結営業利益(国際会計基準)見通しを580億円と従来計画から据え置いた。第3・四半期の連結受注高は1430億円と過去最高額に達したものの、東南アジアの工場停止などに伴う部材不足の影響を加味したという。
第1・四半期、第2・四半期の決算発表時と連続して営業利益を上方修正した追い風環境に大きな変化はない。「半導体や電子部品市場が世界的に拡大し、自動車向けでもEV(電気自動車)対応、リチウムイオン電池関連などの設備投資が加速している」(広報部)といい、各事業、各地域で業績が伸長している。
それでも3回連続の上方修正を見送ったのは、半導体やコネクタなど部材不足の影響が不透明なため。現時点では必要な部材を集めながら生産を続けているものの、強含む受注の中には、同社のそうした状況を見越した「前倒しや仮需が含まれている可能性もある」(同)という。
最近の円安進行を受けて、通期の想定為替レートは1米ドル=109.00円から113.00円へ、1中国人民元=16.80円から17.80円ヘ修正。増収効果は数億円となる見通し。
IBESがまとめたアナリスト21人のコンセンサス予想では、22年2月期通期の連結営業利益の平均値は593億円だった。
(基太村真司)
この記事に関連するニュース
-
上方修正の「ビックカメラ」下方修正の「ヤマダデンキ」何が家電業界トップ2の明暗を分けたのか
MONEYPLUS / 2024年4月18日 7時30分
-
ファーストリテ、通期純利益を上方修正 海外ユニクロ事業など好調
ロイター / 2024年4月11日 20時0分
-
製造業で決算発表の先陣を切った安川電機、今後の日経平均どう読み解く?
トウシル / 2024年4月11日 7時30分
-
安川電の今期、5.7%営業増益の700億円 中国・半導体底打ち
ロイター / 2024年4月5日 17時54分
-
高配当株ランキング~日銀の異次元緩和終了!負債少なく利上げ影響受けづらい5銘柄
トウシル / 2024年3月21日 16時0分
ランキング
-
1楽天グループ、決済アプリを統合 ペイペイ経済圏に対抗
共同通信 / 2024年4月18日 17時41分
-
2円安の流れはしばらく継続?
為替の見通しや介入の有無を徹底解説Finasee / 2024年4月19日 7時0分
-
31ドル=154円 円安で家計負担は「11万円増」試算も 「電気」「都市ガス」負担軽減措置打ち切りで家計に打撃
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月18日 17時13分
-
4東証、一時1300円安 大幅反落、2カ月ぶり安値水準
共同通信 / 2024年4月19日 12時5分
-
5いなば食品、入社辞退者が憤る内定後の『一般職採用です』告知「ボロ家」よりも許せなかったこと「待遇わからず」「想定していた働き方と全然違う」
NEWSポストセブン / 2024年4月17日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください