ワクチン改良が必要となる可能性、変異株向けに=WHO諮問委
ロイター / 2022年1月12日 3時39分
世界保健機関(WHO)の技術諮問グループは11日、新型コロナウイルスワクチンについて、オミクロン株のような新たな変異株に対応するよう改良することが必要となる可能性があるという認識を示した。写真は2021年12月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[ジュネーブ 11日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の技術諮問グループは11日、新型コロナウイルスワクチンについて、オミクロン株のような新たな変異株に対応するよう改良することが必要となる可能性があるという認識を示した。
諮問グループは「新型コロナワクチンがオミクロン株や将来発生する変異株による感染に対し、WHOが提言する水準の効果を提供し続けることを確実にするため、現在のワクチンの成分の改良が必要となる可能性がある」と指摘。「継続的なブースター接種(追加接種)の必要性を低下させるために、コロナワクチンは広範囲にわたり強力かつ持続性のある免疫反応を生じさせる必要がある」とした。
また、従来型ワクチンのブースター接種を繰り返すという戦略は「適切でも持続可能でもない」とした。
ただ、現段階でオミクロン株に特化したワクチンはなく、さらなる研究が必要とし、製薬企業にデータを共有するよう要請した。
諮問グループによると、最新型のワクチンは現在のオミクロン株のように多くの場所で感染の主流となっている変異株に特化したものになるか、複数の変異株に対応できるような「多価ワクチン」になる可能性があるという。より多くのデータが利用可能になった段階で新たな勧告を出すとした。
こうした中、欧州医薬品庁(EMA)のワクチン戦略部門のトップ、マルコ・カバレリ氏も「ブースター接種は緊急時計画の一部となり得るが、短期間の接種を繰り返すことは持続可能な長期戦略にはならない」と指摘。4カ月ごとのブースター接種は免疫システムに過剰な負荷を与える可能性があるとした。
この記事に関連するニュース
-
モデルナ、ブラジル政府と1,250万回分のCOVID-19ワクチン供給契約を締結
PR TIMES / 2024年4月25日 16時15分
-
群馬県民のコロナワクチン接種は平均3・65回 86万回分以上廃棄
毎日新聞 / 2024年4月19日 21時30分
-
流行危機なのに「麻疹ワクチン」が足りない大問題 武田は自主回収、第一三共・田辺三菱は出荷制限
東洋経済オンライン / 2024年4月11日 11時40分
-
iCONMなど、コロナ用mRNAワクチンの副反応を取り除いた新ワクチンを開発
マイナビニュース / 2024年4月5日 14時58分
-
名大などが細胞と共生可能な「センダイウイルス」を発見、生態解明に貢献
マイナビニュース / 2024年4月3日 17時36分
ランキング
-
1米軍がニジェールから撤収へ アフリカの過激派監視拠点 ロシアは軍事顧問派遣、強まる影響力
産経ニュース / 2024年4月25日 17時18分
-
2中国の産業スパイ活動に警戒すべき、独情報機関が国内企業に警告
ロイター / 2024年4月25日 1時5分
-
3[深層NEWS]北朝鮮の弾道ミサイルは「韓国の軍事基地が目標」…小原凡司氏
読売新聞 / 2024年4月25日 0時8分
-
4北朝鮮、岸田首相の真榊奉納を非難
時事通信 / 2024年4月25日 12時9分
-
5ロシア情報機関、国防次官を拘束…業務関連契約で不正な利益を得ようとした疑い
読売新聞 / 2024年4月25日 13時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください