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中国自動車販売、9月は前年比+25.7%に鈍化 年末に向け回復も

ロイター / 2022年10月11日 19時14分

10月11日 中国汽車工業協会(CAAM)が11日発表した9月の国内自動車販売台数は前年同月比25.7%増の261万台だった。2021年3月、上海で撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

[上海/北京 11日 ロイター] - 中国汽車工業協会(CAAM)が11日発表した9月の国内自動車販売台数は前年同月比25.7%増の261万台だった。

増加率は政府の奨励策で電気自動車(EV)の販売が急増した7月と8月の水準を下回った。景気減速で需要が減少していることが浮き彫りとなった。

8月の販売は約30%増。

上半期の販売は上海などのロックダウン(都市封鎖)に圧迫された。

9月の新エネルギー車(NEV)販売は前年比93.9%増。NEVには完全EV、プラグインハイブリッド(PHV)車、水素燃料電池車が含まれる。8月は100%増だった。7月は120%増。

1─9月の自動車販売は前年比4.4%増。

中国乗用車協会(CPCA)が11日発表した統計によると、9月の乗用車販売台数は前年同月比21.2%増の195万台となった。

CPCAの幹部は会見で「回復基調は予想を大幅に下回っている。市場全体は相対的に弱い」とし、海外メーカーの業績が低迷していると述べた。

「多くの都市で厳格な新型コロナウイルス規制が導入され、ショールームへの来場や販促イベントへの参加が見送られ、販売が伸び悩んだ」とも指摘した。

しかしCAAMの幹部は販売奨励策終了前の駆け込み需要が期待できるとして、第4・四半期は堅調な売り上げを予想していると述べた。

招銀国際金融(CMBI)のアナリスト、Shi Ji氏は「需要減退の兆候が見られると競争が激化し、EVを含む自動車の値引きにつながる」との見方を示した。7月以降は自動車業界全体の在庫水準が高いため、こうした傾向が顕著になると予想した。

CAAMによると、9月の自動車輸出は前年比73.9%増。EVが全体の6分の1を占めた。中国の自動車メーカーは東南アジアや欧州などへのEV輸出を増やしている。

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