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利上げ巡り慎重さと忍耐必要、銀行セクターの緊張踏まえ=シカゴ連銀総裁

ロイター / 2023年4月12日 5時20分

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は11日、最近の銀行セクターを巡る緊張を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)は今後の利上げに慎重になるべきという認識を示した。2022年1月撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

[11日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は11日、最近の銀行セクターを巡る緊張を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)は今後の利上げに慎重になるべきという認識を示した。

金融セクターがストレスにさらされている状況下では、適切な金融政策には「金融ストレスが実体経済に及ぼし得る影響を評価するための慎重さと忍耐が求められる」と述べた。

インフレは2%の目標に向け十分に低下しておらず、雇用の伸びも堅調で、より積極的な引き締めが正当化されるように見えるものの、米地銀2行の破綻は金融ストレスを引き起こし、実体経済に重大な影響を与える可能性があると指摘。「金融に絡む逆風の方向性を巡る不確実性を踏まえると、われわれは慎重になる必要がある」とし、「これら逆風がどの程度インフレ抑制に寄与するかを見極めるまで、一段のデータを収集し、過度な積極的な利上げに注意する必要がある」と述べた。

さらに5月の次回会合に向け、「信用が実際に引き締まっているかどうかを把握することに」焦点を当てていると指摘。銀行危機前であれば、FRBがこれまでに実施した約5%ポイントの利上げが景気を減速させていない理由を探ることに軸足を置いていたが、今は「信用を巡る状況と、それが景気拡大を制限しているかどうか」に焦点がシフトしたと述べた。

同時に、市場が想定しているような今年後半の利下げを提唱しているわけではないとも強調した。

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