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米金利先物、6月利上げ確率0% 失業保険・卸売物価受け

ロイター / 2023年5月12日 0時2分

10日の市場では連邦準備理事会(FRB、写真)が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定するとの見方が一掃された。2022年1月撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

[サンフランシスコ 10日 ロイター] - 10日に発表された米新規失業保険申請件数の急増および予想を下回った4月米卸売物価指数(PPI)上昇率を受け、市場では連邦準備理事会(FRB)が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定するとの見方が一掃されたほか、将来的な利下げに対する見方が強まった。

米労働省が11日発表した5月6日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から2万2000件増加し、26万4000件と、2021年10月以来の高水準を付けた。金利上昇が労働市場の重しになり始めていることが示唆された。

同じく米労働省が11日発表した4月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前年同月比2.3%上昇した。上昇率は前月の2.7%から縮小し、2021年1月以来最小。市場予想の2.4%も下回り、インフレ圧力が軽減していることが改めて示された。

フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、6月の利上げ確率が0%となったほか、0.25%ポイントの利下げが決定される可能性を若干織り込んだ。

オックスフォード・エコノミクスのナンシー・バンデン・ホーテン氏は「労働需要が冷え込んでいる証拠を受け、6月のFOMCでは利上げが控えられるだろう」との見方を示した。

金利先物市場では、FRBが9月に利下げを開始すると予想が織り込まれている。

48時間ほど前は6月の利上げ確率が25%だった。

CMEのフェドウオッチでは、6月利上げの可能性はなく、利下げの可能性は3%とみられている。

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