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米軍はシリア駐留継続へ、IS壊滅目指す=ホワイトハウス高官

ロイター / 2024年12月11日 14時26分

 米ホワイトハウス高官は10日、過激派組織「イスラム国」(IS)を壊滅させるために、シリアのアサド政権崩壊後も米軍は同国に駐留を続けると表明した。写真はシリアの首都ダマスカス(2024年 ロイター/Mahmoud Hassano)

Jeff Mason

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米ホワイトハウス高官は10日、過激派組織「イスラム国」(IS)を壊滅させるために、シリアのアサド政権崩壊後も米軍は同国に駐留を続けると表明した。

ジョン・ファイナー米大統領副補佐官(国家安全保障担当)はニューヨークで開催された「ロイターネクスト」会議でインタビューに応じ、「これらの部隊は非常に具体的かつ重要な目的で派遣されており、何らかの交渉材料として駐留しているわけではない」と述べた。

「(米軍は)ISと戦うために10年以上現地に駐留してきた。現在もこの任務に全力を尽くしている」と強調した。米軍はシリアにとどまるかとの質問に対し、「その通りだ」と明言した。

アサド政権を崩壊に導いた反体制派の主力組織シャーム解放機構(HTS)は国際武装組織アルカイダの流れをくみ、米国はテロ組織に指定している。

ファイナー氏は「このような組織については、政策の正式な変更はない」と述べ、テロ組織の指定は組織の発言や意図ではなく活動に基づいて決定するため行動を注視していくと説明した。

一方で、これらの組織が過去数週間に発言している内容の一部は「非常に建設的」だと評価した。その上で、そうした発言に「シリアに信頼できる包括的な統治」をもたらす行動が伴うかどうか見守ると述べた。

また、バイデン政権はトランプ次期大統領の政権移行チームメンバーと連絡を取り、シリアに関する情報を提供していると語った。

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