ロシア議会が改憲案承認、プーチン氏2036年まで続投も
ロイター / 2020年3月12日 10時37分
3月11日、ロシアの上下両院は、プーチン大統領の2024年の大統領選出馬を可能にする憲法改正案を承認した。プーチン氏が30年以上権力の座にとどまることが可能になる。写真はモスクワで10日撮影(2020年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[モスクワ 11日 ロイター] - ロシアの上下両院は11日、プーチン大統領(67)の2024年の大統領選出馬を可能にする憲法改正案を承認した。プーチン氏が30年以上権力の座にとどまることが可能になる。
大統領・首相としてロシア政界に君臨してきたプーチン氏だが、現憲法では2024年に任期が終了する。今回の憲法改正が認められると、プーチン氏の通算任期はゼロになる。一方、後継者には2期の任期が適用される。
その他の条項を盛り込んだ憲法改正案は下院(定数450)で賛成383票、反対ゼロで可決。その後上院(定数170)でも160対1で承認された。
上院議長は「24年にこの権利を行使するかどうかはプーチン氏次第だが、彼はその権利を有するべきだ。われわれは過去20年間に彼が国の発展のために尽くしたことを認識しなければならない」と述べた。
改正案が地方議会や憲法裁判所で認められ、4月の全国投票で承認されれば、プーチン氏には24年の大統領選に出馬する法的選択肢が与えられる。
これを選択し、健康状態と選挙結果が許せば、プーチン氏は36年まで最大2期(12年)の続投が可能になる。この時点で彼は83歳で、ロシア政治の頂点に36年間君臨することになる。
反政府活動家で野党政治家のアレクセイ・ナワルニー氏は、プーチン氏は終身大統領を目指しているとの見方を示した。
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