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原油先物は上昇、米在庫減や需要堅調との見方で

ロイター / 2021年5月12日 12時48分

 5月12日、アジア時間の原油先物は上昇。米原油在庫が減少し、石油輸出国機構(OPEC)の強気な需要見通しを裏付ける結果となった。イタリア・ローマで2012年1月撮影(2021年 ロイター/Max Rossi)

[メルボルン 12日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米原油在庫が減少し、石油輸出国機構(OPEC)の強気な需要見通しを裏付ける結果となった。

0013GMT(日本時間午前9時13分)現在、米WTI原油先物は0.21ドル(0.3%)高の1バレル=65.49ドル。

北海ブレント先物は0.15ドル(0.2%)高の68.70ドル。

ANZリサーチはリポートで「投資家が需要堅調との見方を続けていることから、上昇した。ドル安も支援材料となった」と述べた。

市場関係者によると、米石油協会(API)が11日発表した統計では、7日までの米原油在庫が前週比250万バレル減少したことがわかった。減少幅はロイターがまとめたアナリスト8人の予想平均280万バレル減より小幅なものにとどまった。

この統計は米パイプライン最大手のコロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けて操業を全面的に停止する以前のもの。同パイプラインはガソリンなどの燃料を1日250万バレル輸送し、米東海岸の燃料供給の半分近くを占めている。

コロニアルは今週末までに大部分の運転を再開できる見込みとしているが、フロリダ州からバージニア州に至る米東部一帯のガソリンスタンドでは燃料の補充を急ぐ人が続出し、11日には在庫が不足し始めた。無鉛ガソリン価格は1ガロンあたり平均2.99ドルに達し、2014年11月以来の高値を記録した。

さらに、OPECが11日に公表した月次報告で世界の原油需要が2021年に大きく回復するという見通しを維持したことも支援材料となった。報告では、インドが新型コロナウイルス危機に見舞われているものの、中国や米国の景気回復が需要を支えるとの見解が示された。

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