伊レイテーラのコロナワクチン、第2相試験で強い免疫反応示す

イタリアのバイオ医薬品レイテーラは１２日、開発中の新型コロナウイルスワクチン候補の第２相臨床試験で強い免疫反応が示されたと発表した。重大な副作用も見られなかったという。写真はイタリアで撮影（２０２１年　ロイター）

［ミラノ　１２日　ロイター］ - イタリアのバイオ医薬品レイテーラは１２日、開発中の新型コロナウイルスワクチン候補の第２相臨床試験で強い免疫反応が示されたと発表した。重大な副作用も見られなかったという。

発表によると、新型コロナのスパイクタンパク質に対する抗体反応を誘発した割合は１回目のワクチン投与から３週間後で９３％以上、２回目の投与では９９％に達した。

ただ、第３相臨床試験には少なくとも６０００万ユーロ（７１００万ドル）の資金が必要という。レイテーラはこの日、２つの独立した諮問委員会が第３相臨床試験の実施を推奨したと発表したが、資金調達に関する情報は示さなかった。