五輪の無観客開催で再保険会社に3─4億ドルの損失＝フィッチ

格付け会社フィッチは１２日、東京五輪・パラリンピックの無観客開催により再保険会社に３─４億ドルの損失が発生するとの試算を発表した。写真は１月２２日撮影（２０２１年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

［１２日　ロイター］ - 格付け会社フィッチは１２日、東京五輪・パラリンピックの無観客開催により再保険会社に３─４億ドルの損失が発生するとの試算を発表した。保険総額は約２５億ドルに達するという。

ただ、無観客だとしても五輪は開催される見通しのため、再保険会社が被る損失はチケット販売などに関連するもの限られ、損失額は五輪中止の場合の１０─１５％に過ぎないと指摘。再保険会社はすでに引当金を計上しており、収益への影響は軽微とした。