菅元首相ついに落選か 自民・土屋氏と因縁対決も劣勢、“イラ菅”ぶりうかがわせる場面も 激闘10・22衆院選

夕刊フジ / 2017年10月13日 17時12分

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「東京18区」(武蔵野市、府中市、小金井市)(夕刊フジ)

 立憲民主党の前職、菅直人元首相(71)と自民党の前職、土屋正忠氏(75)の因縁の対決となった東京18区。前回、前々回とも小選挙区で敗れ、比例復活した菅元首相だが、今回も事前の予測では土屋氏有利が伝えられる。首相経験者が議員バッジを失う事態となるのか。

 東京18区は1996年に小選挙区制が実施されて以降、菅氏が勝利を収めてきた。だが、民主党が政権を失った2012年、そして14年の衆院選では土屋氏が制した。

 JR中央線の武蔵小金井駅前のバスロータリー。「平和が好き」と大書きされたファンシーな絵が掲げられ、支援者が「原発ゼロは私の使命」と書かれたビラを配布する。女性がアコーディオンを演奏するなか登場した菅氏だが、最初にマイクを握った女性の支援者の話が長引くと、「短めに」というジェスチャーを送るなど、“イラ菅”ぶりをうかがわせる場面もあった。

 江田五月・元民主党最高顧問や左派系の市議らも応援に駆けつけるなか、菅氏は自然エネルギーの利点を力説した。「太陽光はタダなんです。太陽から請求書を送られてくることはないんですよ」と独特な表現を用いると、約60人の聴衆からは笑いが起こった。

 希望の党代表の小池百合子都知事から「排除」された菅氏だが、「安倍政権のメチャクチャな政治をとにかく止めなくてはいけない」と政権批判に力を集中させた。

 演説中にバスから降りてきた40代の夫婦が「あっ、菅さんだ」といったんは立ち止まったが、30秒ほどで立ち去るなど、支援者以外の聴衆の広がりは限定的だった。

 これに対し、土屋氏は、安全性が確認できた原発は再稼働させるべきだと強調、「太陽光では雨や雪の日は発電できないんですよ!」と菅氏との違いを明確にした。

 希望の新人で元テレビ東京記者、鴇田(ときた)敦氏(51)は「39歳のとき、妻をがんで亡くし、4歳の娘を育ててきました…」と自身の経験を元に子育て支援を訴えたが、永田町関係者は「選挙戦に与える影響はほとんどない」とみる。

 過去2回は民主党から出馬し、比例で救われた菅氏だが、今回は新党での選挙戦となる。世論調査では立憲民主の躍進も予想されているが、「菅氏は前回、土屋氏に小選挙区で1万5000票以上の差をつけられ、比例でもギリギリで復活を果たした。立憲民主そのものの得票も未知数で、前回以上に厳しい選挙になるかもしれない」と前出の永田町関係者。

 足下はまさに薄氷-。

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