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米、海外からの渡航者にコロナ陰性証明義務付け 26日から

ロイター / 2021年1月13日 12時27分

 1月12日、米疾病対策センター(CDC)所長は、海外から航空便で米国に入国するほぼ全ての人に、今月26日から新型コロナウイルス検査の陰性証明提示を義務付ける措置を承認した。米ワシントン近郊の空港で2020年12月撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は12日、海外から航空便で米国に入国するほぼ全ての人に、今月26日から新型コロナウイルス検査の陰性証明提示を義務付けると発表した。

米国市民も含め、2歳以上の渡航者全員に対し、出発前3日以内にウイルス検査で陰性結果を得ることを義務付ける。また、感染した人は回復していることを証明する書類の提出が必要になる。

乗り継ぎだけのために入国する人は対象外。検査能力が限られている国からの渡航者については、一時的な免除を検討する。

英国で感染力が強いとされる変異種が広がったことを受け、CDCは同国からの渡航者に対し、12月28日から陰性証明の提示を義務付けていた。今回の措置では対象を大幅に拡大した。

CDCで国際移動・隔離部門を統括するマーティー・セトロン氏はインタビューで「対策を強化する必要がある。変異種を深刻に受け止めなければならない」と述べた。

CDCは先週、検査義務付けを拡大する案を回覧したことを明らかにしていた。だが、一部のホワイトハウス高官がこれに反対。関係筋によると、保健当局者は現政権下で承認を得ることを事実上断念していた。

CDCのレッドフィールド所長は11日にホワイトハウスで開かれた会議で対策強化の必要性を改めて訴え、変異種に対してワクチンが効果を示さない可能性があることに言及したという。

*内容を追加しました。

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