Ｊ＆Ｊ製ワクチン、ｍＲＮＡ追加接種で中和抗体反応が強化＝報道

米ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）の新型コロナウイルスワクチンの接種者が、ｍＲＮＡ（メッセンジャーＲＮＡ）ワクチンを２回目として接種すればより強い中和抗体反応を得られることが分かった。写真は２月撮影（２０２１年　ロイター／Dado Ruvic）

［１２日　ロイター］ - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）の新型コロナウイルスワクチンの接種者が、ｍＲＮＡ（メッセンジャーＲＮＡ）ワクチンを２回目として接種すればより強い中和抗体反応を得られることが分かった。アクシオスが１２日、米国立衛生研究所（ＮＩＨ）が集めたデータを確認した関係筋の話として報じた。

Ｊ＆Ｊは１回接種型の自社ワクチンについて、米食品医薬品局（ＦＤＡ）に追加接種（ブースター接種）用としての承認を求めている。ＦＤＡ諮問委員会は１５日にその必要性を協議する予定となっている。

アクシオスによると、ＮＩＨはこうしたデータを諮問委に提出するという。ただ、データには限界があり、中和抗体反応がどの程度続くのかは不明だという。

ロイターはＮＩＨ、ＦＤＡ、Ｊ＆Ｊにコメントを求めたが、今のところ回答を得られていない。

ファイザーとビオンテック、モデルナが開発した２回接種型のワクチンはｍＲＮＡ技術が用いられている。