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英8月GDPは前月比0.4%増、前月のマイナスから回復

ロイター / 2021年10月13日 17時9分

英国立統計局(ONS)が13日発表した8月の国内総生産(GDP)は前月比0.4%増加した。6カ月ぶりとなった7月のマイナス成長から回復した。写真は9月7日、ロンドンで撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 13日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が13日発表した8月の国内総生産(GDP)は前月比0.4%増加した。6カ月ぶりとなった7月のマイナス成長から回復した。

イングランド銀行(英中央銀行)が年末までに利上げを開始するとの市場の見方は変わっていない。

ロイターがまとめたエコノミスト予想を小幅に下回った。7月は下方改定により0.1%減となった。

ONSの経済指標ディレクター、ダレン・モーガン氏は「8月はイングランドで初めて1カ月間新型コロナウイルス対策の制限措置がなかった。バーやレストラン、フェスティバルなどが恩恵を受けた」と指摘した。

金融市場はほとんど反応しなかった。

英国のGDPはこれで新型コロナ禍前の2020年2月の水準を0.8%下回る水準まで回復した。

6─8月のGDPは2.9%増と4月以来の低い伸びだった。

ONSは、自動車メーカーに悪影響を及ぼしていた半導体不足が8月に緩和したと指摘。製造業はプラス成長に戻った。ただ、乗用車の生産は2月のピークを依然14%以上下回っている。

原材料不足の影響が特に顕著だったのが、建設部門。鉄鋼、コンクリート、材木、ガラスの価格上昇や供給不足で、2カ月連続で生産が減少した。

9月は、イングランドの多くのガソリンスタンドで一時的に燃料が不足したことや、天然ガスの価格が急騰したことが、英経済にさらに悪影響を及ぼす可能性が高い。

パンセオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は、英中銀が直ちに行動するという予想は的外れのようだと指摘。

「8月のGDP成長率は引き続き小幅で、金融政策委員会は、直ちに利上げして経済を冷ます必要はないと判断するはずだ」と述べた。

中銀は8月に第3・四半期のGDP成長率を2.1%と予測したが、9月のGDP成長率が2.2%と、信じがたいほどの高水準にならなければ、中銀の予測は外れるとの見方も示した。

ONSがこの日発表した貿易統計では、欧州連合(EU)離脱の影響が緩和していることが浮き彫りとなった。

EU諸国からの輸入は、8カ月連続で非EU諸国からの輸入を下回ったが、両者の差は、英国がEUを離脱した1月1日以降で最低となった。

英国の対EU輸出にも、同様の傾向が見られるという。

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