ブラジル大統領選予想、ルラ氏のリード変わらず＝世論調査

　１月１２日、１０月のブラジル大統領選で激突が予想されているボルソナロ大統領とルラ元大統領の支持率で、ルラ氏優勢がしっかり続いていることが最新世論調査で示された。写真はルラ氏。ブラジル・サンパウロで２０２１年１２月撮影（２０２２年　ロイター/Carla Carniel）

［ブラジリア　１２日　ロイター］ - １０月のブラジル大統領選で激突が予想されているボルソナロ大統領とルラ元大統領の支持率で、ルラ氏優勢がしっかり続いていることが１２日公表の最新世論調査で示された。

バンコ・ジニアルとクアエスト・ペスキザスの調査によると、大統領選が今実施されればルラ氏に投票すると答えたのは４５％で、ボルソナロ氏は２３％だった。決選投票になった場合についてはルラ氏が５４％で、ボルソナロ氏が３０％だった。

前回１２月調査に比べると２人とも支持率は２％ポイント下がった。２人とも正式には出馬表明していない。

ブラジルでも新型コロナウイルスのオミクロン株感染が急拡大する中、子どもへのコロナワクチン接種に賛成するとの回答は７２％あった。ワクチン懐疑論者のボルソナロ氏は子どもへの接種に反対している。

ボルソナロ政権について「悪い」あるいは「ひどい」と答えた割合は５０％で、１２月調査から変わらなかった。女性では５５％、男性では４５％だった。

インフレについては、ボルソナロ氏がうまく対処していないとの回答が７３％に上った。ブラジルの昨年のインフレ率は１０％を超え、６年ぶりの大きな伸びとなっている。

調査は６―９日に１２０都市で、有権者２０００人に実施した。