米労働当局がアマゾンに是正命令、労組との交渉拒否巡り

　７月１３日　全米労働関係委員会（ＮＬＲＢ）は１２日、アマゾン・ドット・コムがニューヨークの労働組合との交渉を拒否したとして、是正措置を命じた。写真はアマゾンのロゴで、２０２２年４月にニューヨーク市で撮影（２０２３年　ロイター／Brendan McDermid）

[１３日 ロイター] - 全米労働関係委員会（ＮＬＲＢ）は１２日、アマゾン・ドット・コムがニューヨークの労働組合との交渉を拒否したとして、是正措置を命じた。広報担当者が明らかにした。

ＮＬＲＢはアマゾンに誠実に交渉することなどを求めている。

アマゾン労働組合（ＡＬＵ）の代表、クリス・スモールズ氏は、ＮＬＲＢの対応を歓迎し、アマゾンは従業員側と交渉すべきと訴えた。アマゾンは現時点でコメント要請に応じていない。

ニューヨーク市スタテン島にあるアマゾンの物流拠点「ＪＦＫ８」は昨年、同社初の労組結成の是非を問う従業員投票を行い、ＡＬＵの結成を賛成多数で承認した。

ＮＬＲＢは今年１月、投票結果を巡る会社側の異議申し立てを退けたが、アマゾンは引き続き争う姿勢を示しており、労組との交渉に応じていない。