良品計画、今期営業益は過去最高へ アジアで出店加速
ロイター / 2023年10月13日 16時54分
10月13日、「無印良品」を展開する良品計画は、2024年8月期の連結営業利益が前年比44.9%増の480億円になる見通しだと発表した。写真は2021年3月、北京にある無印良品の店舗で撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)
[東京 13日 ロイター] - 「無印良品」を展開する良品計画は13日、2024年8月期の連結営業利益が前年比44.9%増の480億円になる見通しだと発表した。過去最高を見込む。国内外で出店を加速、国内事業に加え、中国大陸など東アジア事業、東南アジア・オセアニア事業も増収増益となる。
IBESがまとめたアナリスト13人のコンセンサス予想の平均値394億円を上回る。
売上高に相当する営業収益も前年比10.1%増の6400億円と過去最高を更新する見通し。
国内事業は営業利益率の改善を軸に増収増益となる見通し。海外事業は東アジア、東南アジア・オセアニアで増収増益を見込む。欧米事業では不採算店の閉鎖を進め、収益改善を図る。既存店売上は東南アジアと欧米が4%増、東アジアが2%、国内が1%増をみこむ。
24年8月までの新規出店から閉鎖を差し引いた純増数は、国内が64店舗、中国大陸が47店舗、東南アジア・オセアニア地域で25店舗を見込む。堂前宣夫社長は「これまでは中国を基盤として広げてきたが、中国以外のアジア各国でも出店拡大できる準備が整ってきた。今後はどんどん出店していける」と語った。
前期は値上げを実施した。足元でも為替は1ドル150円に接近しているが、堂前社長は「しっかりと準備していけば、コストはコントロールできる」と指摘、「為替次第ということもあるが、普通の状況であれば値上げせざるを得ないということにはならないと思う」と語った。
23年8月通期の連結業績は、営業利益が前年比1.1%増の331億円だった。国内外の出店が順調に進んだことに加え、海外事業の売り上げが伸長、減益予想だったが一転増益となった。国内事業では下期に価格改定で利益率が改善した。会社予想は同8.5%減の300億円だった。
23年8月までの年間純増数は、国内が69店舗、東アジア地域では中国大陸が36店舗、台湾が3店舗、東南アジア地域ではタイが4店舗、ベトナムが3店舗だった。
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