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午後3時のドルは149円後半で売買交錯、介入警戒が続く

ロイター / 2023年10月13日 15時58分

 10月13日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅安の149円後半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2023年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 13日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅安の149円後半で取引されている。アジア市場の時間外取引で、米金利が小幅に低下したことで上値が重くなったものの、下値では押し目買いを集めたという。

ドルは朝方の149円後半から、午後に149円半ばへ小幅下落した。しかし特段の手がかりは見当たらず、日中の値幅も上下27銭にとどまる鈍い動きだった。「150円台で介入への警戒感が高まる一方、ドルの下値では高金利を求める買いが集まり、値動きが鈍りやすい」(FX会社)という。

最近の値動きの鈍さを反映する形で、通貨オプション市場では、ドル/円の予想変動率(インプライド・ボラティリティー)が再び8%前半と、9月に付けた1年半ぶり低水準へ接近してきた。

1カ月物のボラティリティーは昨秋の介入時、15%近くを推移していた。市場では「過度な変動が発生しているとは言い難い水準で、介入を正当化するのは難しいのではないか」(外銀アナリスト)との声が相次いでいる。

JPモルガン証券市場調査本部為替調査部の斉藤郁恵氏によると、ドルが150円台へ上昇すると、ドル/円と日米10年金利差の相関関係が突然崩れ、米金利が上昇してもドル買いの勢いが鈍る傾向が見られる。「市場の介入警戒感が非常に強い」(斉藤氏)ことを示しているという。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.70/149.73 1.0548/1.0550 157.92/157.93

午前9時現在 149.77/149.80 1.0534/1.0538 157.81/157.82

NY午後5時 149.80/149.82 1.0526/1.0530 157.70/157.74

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