前場の日経平均は続騰、機械受注を好感 持たざるリスクが支配
ロイター / 2021年1月14日 12時14分
[東京 14日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比392円42銭高の2万8849円01銭となり、続騰。ほぼこの日の高値で引けた。朝方発表された11月機械受注統計が予想を上回る結果となり、景気敏感株を中心に幅広く物色されている。利益確定売りがかさんでいるものの、市場のムードは「持たざるリスク」が支配している状況だ。売買代金は引き続き高水準となっている。
13日の米国株式市場はS&P総合500種が小幅高。ディフェンシブ銘柄が上げを主導した。これを受けて、日本株は寄り付きこそ反落して始まったものの、すかさず切り返し、その後は上値追いに弾みを加える格好となった。
寄り付き前に内閣府が発表した11月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)が前月比1.5%増となった。前月比6.2%減のロイター事前予測に反して増加したことを好感し、「マーケット関係者は景気上向きを確認した格好となり、機械受注を買い材料視した」(野村証券・エクイティマーケットストラテジストの澤田麻希氏)という。
一方、前場段階の東証1部売買代金は1兆4205億5900万円と、3兆円前後のペースとなり、引き続き商いが膨らんでいる。利益確定売りが多く出ているものの、「安値では買えないため、新規買いの資金は上値の売り板に手を伸ばし、結果、大幅高となっている。こうした動きは、持たざるリスクを強く感じる投資家が多いことを示しているのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。
TOPIXは0.86%高で午前の取引を終了。日経平均と同様、連日の昨年来高値更新となっている。東証33業種では、ゴム製品、証券業、情報・通信業などが値上がりし、鉄鋼、海運業などが下落した。
個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が上伸したほか、ファナックなど設備投資関連株に上昇する銘柄が目立つ。ソフトバンクグループも高い。半面、高値更新中だった日本郵船が反落した。
東証1部の騰落数は、値上がりが1108銘柄、値下がりが962銘柄、変わらずが118銘柄だった。
この記事に関連するニュース
-
日経平均は反落、中東緊迫化で 一巡後は3万9000円台で様子見に
ロイター / 2024年4月15日 15時47分
-
午前の日経平均は反落、米株安で 大型株が軟調
ロイター / 2024年4月3日 11時52分
-
日経平均は反落、期初の益出し売りで 日中値幅は昨年来最大
ロイター / 2024年4月1日 15時22分
-
午前の日経平均は反落、配当落ちで 実質的には小幅安
ロイター / 2024年3月28日 12時2分
-
午前の日経平均は小幅続伸、一時初の4万1000円台 米株高や円安が支援
ロイター / 2024年3月22日 12時3分
ランキング
-
1格安スマホの利用者は約4割 実際に支払っている月額利用料金の2位は「2000円台」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
2グリコ「チルド食品」出荷再開→再停止…システム障害で 乳製品・洋生菓子など、5月中旬の再開目指す【全文】
ORICON NEWS / 2024年4月19日 18時57分
-
3日本在留の外国人が日本で働きたくない理由 2位は「働く環境が悪い」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
4セブン―イレブン、おにぎりや弁当の「値引き」タイミングを本部が通知へ…食品ロス削減狙い
読売新聞 / 2024年4月19日 20時31分
-
5東証大幅反落、終値1011円安 中東緊迫、3年2カ月ぶり下げ幅
共同通信 / 2024年4月19日 17時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください