米軍、ドイツに500人増派へ トランプ前政権の方針転換
ロイター / 2021年4月14日 9時50分
4月13日、オースティン米国防長官は、ドイツ駐留米軍を今秋にも約500人増強する方針を明らかにした。写真はベルリンでクランプカレンバウアー独国防相と会見するオースティン長官。代表撮影(2021年 ロイター)
[ベルリン 13日 ロイター] - オースティン米国防長官は13日、ドイツ駐留米軍を今秋にも約500人増強する方針を明らかにした。ウクライナを巡りロシアとの緊張が高まる中、ドイツ駐留部隊の削減を掲げたトランプ前政権の方針を転換した。
訪問先のベルリンでクランプカレンバウアー独国防相と会談した。
トランプ前大統領は昨年6月、ドイツが北大西洋条約機構(NATO)の防衛支出目標を達成していないと非難し、駐独米軍を約3割削減する意向を表明。米軍は7月、ドイツに駐留する約3万6000人のうち約1万2000人を削減すると発表していた。
オースティン長官は会見で、アフガニスタンにおけるNATO任務への貢献や防衛支出拡大に向けたドイツの対応に謝意を示した。
ウクライナを巡りロシアとの緊張が再燃する中、ドイツへの増派はロシアへのメッセージと受け止めるべきかとの質問には回答を避けた。ただ、増派によって「抑止と防衛が強化され、対立を防ぐと同時に、必要になれば戦って勝利する既存の能力が補強される」と述べ、欧州で地上軍を強化することがNATOにとって重要だと強調した。
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