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シンガポール、厳格なコロナ制限措置導入 株価下落

ロイター / 2021年5月14日 17時29分

[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポール政府は14日、昨年のロックダウン(都市封鎖)緩和以降で最も厳格な新型コロナウイルス対策を発表した。

同国ではここ数週間、市中感染が増加し、新たなクラスター(集団感染)が発生している。

懇親会は最大2人までとし、飲食店での飲食を禁止する。今月16日から来月中旬まで実施する。

業務体制は在宅勤務を基本とする。ショッピングモールと映画館は、人数制限を強化するが、営業継続を認める。イベントや結婚式には新たなルールを適用する。

2週間後に今回の措置の調整が必要かどうかを見直す。

シンガポールは、数カ月にわたって新規感染者がほぼゼロもしくは1桁台で推移していたが、このところ感染が拡大。13日には昨年9月中旬以降で最多となる24人の市中感染が確認された。チャンギ国際空港などでクラスターが発生した。

オン・イエクン運輸相は、今月下旬に開始予定だった香港との「トラベルバブル」(隔離措置なしの相互往来)の条件を満たせない可能性が「非常に高い」と述べた。

14日のシンガポール株式市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は約3%下落。小売りや旅行関連銘柄が売られた。シンガポール航空は6%以上値下がりしている。シンガポールドルも小幅に下落した。

市場では経済活動再開への期待が後退。STIとシンガポール航空は約2カ月ぶりの安値を付けた。

バンク・オブ・シンガポールのアナリストは「特に旅行・娯楽セクターで、早期の経済活動再開に対する期待が後退した。製造業は、過去1年同様、持ちこたえるだろう」と述べた。

シンガポールでは来月4-5日に、各国の安保関係者が集まる「シャングリラ会合」(アジア安全保障会議)、8月には世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の開催が予定されている。

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