動向注視、対策しっかり進める＝1149人の東京コロナ感染で官房長官

［東京　１４日　ロイター］ - 加藤勝信官房長官は１４日午後の会見で、同日公表された東京都の新型コロナウイルス感染者数が１１４９人だったことに対し、引き続き動向を注視し、感染対策をしっかりと進めていきたいとの見解を示した。

加藤官房長官は、東京都の感染者数がここ３週間で前週比増加する傾向が続き、緊急事態宣言を発令したと説明。感染対策の推進の観点で事業者や都民や国民に対して「協力をしっかりと求めていくよう努力していく」と語った。

一方、コロナ対策の長期化によって、酒類販売業者の経営が悪化している点に関し、月次支援金を上乗せする特例を決めたと公表した。具体的には、７月と８月の売り上げが前年比１５％超の減収になった事業者には、個人の場合に月額１０万円、法人に月額２０万円をそれぞれ加算することになったと説明。減収が９０％超の場合は、それぞれ４０万円、８０万円を加算される特例が適用される。