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午後3時のドルは110円近辺でもみあい、米CPI控え様子見も

ロイター / 2021年9月14日 15時30分

 9月14日、午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(109.98/01円)に比べて若干ドル高/円安の110.07円付近で推移している。1ドル紙幣、都内で2010年撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(109.98/01円)に比べて若干ドル高/円安の110.07円付近で推移している。米10年債利回りの小幅上昇がドルの買い安心感につながり、110円台を維持した。

ただ、買い一巡後はもみあい、今晩は米国で8月CPI(消費者物価指数)の公表を控えていることから、様子見姿勢が広がった。

米10年債利回りは、朝方1.32%台だったが、一時1.34%台まで上昇。ドル買い・円売りにつながった。

米国のCPIについて、楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏は「8月分の雇用統計は市場予想を大きく下回り、そこまで良い内容ではなかったので、今晩のインフレ指標に対する市場の関心は高い」と話す。

インフレ指標は各中銀の金融政策動向に結び付くため、「どの中銀が早くテーパリング(量的緩和の段階的縮小)に着手するか見極める上でも重要だ」(荒地氏)という。

明日には英国でも8月CPIが公表される予定。

他の主要国通貨では、豪ドルが豪中銀総裁の発言を受けて下落した。オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は14日、新型コロナウイルス感染対策のロックダウンが原因で第3・四半期は国内経済が大幅なマイナス成長になる見込みだが、第4・四半期に制限が緩和され次第、経済活動が急速に持ち直すと確信していると述べた。

ロウ総裁は講演で、賃金が伸び悩んでいるため、2024年までに政策金利を引き上げる可能性は低いとの見解を改めて示した。

ロウ総裁の発言を受けて、豪ドルは徐々に水準を切り下げ、午後3時現在も下落基調にある。現在、豪ドル/米ドルは0.7334ドル付近、豪ドル/円は80.71円付近で推移している。

市場では、2024年までの利上げはないとの見方がマーケットの失望を誘ったのではないか、との意見が聞かれた。「前回の豪中銀政策会合では経済を前向きにとらえているようにみえたが、きょうの発言ではマーケットの早期利上げ期待をけん制するような印象もあり、豪ドル売りが加速したとみられる」(国内証券)という。

ドル/円      ユーロ/ドル    ユーロ/円

午後3時現在 110.07/09 1.1810/14 130.02/06

午前9時現在 109.98/00 1.1808/12 129.88/92

NY午後5時 109.98/01 1.1808/12 129.91/95

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