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米下院NY州補選、民主党候補が勝利 共和の優位後退へ

ロイター / 2024年2月14日 13時47分

米ニューヨーク州の連邦下院選挙区で2月13日、経歴を詐称していた共和党議員の除名に伴う補欠選挙が実施され、エジソンリサーチによると民主党の元職トム・スオッツィ氏(写真中央)が勝利する見通し。下院でかろうじて過半を確保している共和党の優位性が後退する。NYで13日撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

[13日 ロイター] - 米ニューヨーク州の連邦下院選挙区で13日、経歴を詐称していたジョージ・サントス元議員(共和党)の除名に伴う補欠選挙が実施され、エジソンリサーチによると民主党の元職トム・スオッツィ氏が勝利を確実にした。下院でかろうじて過半を確保している共和党の優位性が後退する。

共和党からはエチオピア生まれの郡議会議員マジ・ピリップ氏が出馬していた。下院の議席数は共和219、民主213と差が縮小する。

穏健派のスオッツィ氏は、メキシコ国境の移民流入など困難な課題で共和党と協力する姿勢を打ち出してきた。勝利演説では「人々は政治的対立にうんざりし、(与野党が)協力して問題を解決することを求めている」と述べた。

選挙では移民問題が主要な争点となった。ピリップ氏は民主党がメキシコ国境の入国管理を怠っていると主張。スオッツィ氏は上院でいったん合意がまとまった超党派国境警備法案に共和党が反対したことを非難したほか、人工妊娠中絶を巡るピリップ氏の立場も批判した。

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