キョンキョンでプリプリとは…小泉今日子主演で隅から隅までクドカンっぽい「監獄のお姫さま」

夕刊フジ / 2017年11月15日 17時9分

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「監獄のお姫さま」の制作発表に出席した(左から)満島ひかり、小泉今日子、菅野美穂(夕刊フジ)

 【TV視てますか?】

 宮藤官九郎脚本で『あまちゃん』のメーンキャストだった小泉今日子が主役のTBS火曜『監獄のお姫さま』。これまた負けず劣らず夢中で見ている。

 英語でプリズン・プリンセス。「キョンキョンでプリプリ」とは、それだけで十分にクドカンっぽいが、その「ぽさ」が本作でも隅から隅まで炸裂(さくれつ)しっぱなしなのだ。

 旧作『木更津キャッツアイ』と同じく時間軸を行き来する作劇法。小泉らのおばさんグループがイケメン社長(伊勢谷友介)を誘拐・監禁する「2017年12月24日」が「現在」。さかのぼって「2011年秋」、夫を刺した殺人未遂の罪で小泉が「自立と再生の女子刑務所」に入所する。

 そこでの出会い、同房の受刑者と結束していく6年間がコミカル、時にドラマチックに描かれていく。坂井真紀、森下愛子、菅野美穂、夏帆、刑務官の満島ひかり。

 満島は受刑者を称呼番号で呼ぶ。「69番(小泉)」とか。受刑者同士は、坂井が「女優」、組長夫人の森下が「姐御」、脱税で捕まったカリスマ経済アナリストの菅野が「財テク」、社長令嬢の夏帆は「姫」。

 夏帆は婚約者の伊勢谷に殺人のぬれぎぬを着せられ、しかも妊娠しており、獄中で出産。おばさんたちは出所後、憎き伊勢谷に罪を認めさせるべく17年のイブに作戦決行…というわけだ。

 満島が「雑魚」と呼ぶおばさんたちの雑居房での雑談がとにかく笑わせる。これが書きたかったクドカン、本領発揮だ。

 テレビタイムに連ドラ『この恋は幻なんかじゃないはず、だって私は生きているから、神様ありがとう』、略して『恋神』を見てワイワイするおばさんたち。食事タイムには「朝ごはんの歌」「昼ごはんの歌」「晩ごはんの歌」、運動不足解消の「ざんげ体操」なんてものまである(笑)。(新橋のネクタイ巻き)

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