iPhoneXの顔認証システム破る、ベトナム社が3Dマスクで

ロイター / 2017年11月15日 16時25分

ベトナムのサイバーセキュリティー会社であるBkavのNgo Tuan Anh副社長はロイターに対し、3Dプリンターを用いて作成されたマスクにより米アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の顔認証システムを破って見せる実演を行った。ハノイで実演する同副社長(左)、アイフォーンX(中)と3D作成マスク(右)(2017年 ロイター)

[ハノイ 14日 ロイター] - ベトナムのサイバーセキュリティー会社であるBkavのNgo Tuan Anh副社長はロイターに対し、3Dプリンターを用いて作成されたマスクにより米アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の顔認証システムを破って見せる実演を行った。

Bkavは今月10日、アップルの顔認証システム「Face ID」を破ったと発表し、その様子を収めた映像を公表したものの、一部で懐疑的な見方が出ていた。

Anh副社長は最初に自身の顔でiPhoneXのロックを解除し、その後に3Dプリンターで作成されたマスクでもロックが解除できることを何度か実演した。マスクを改良するといった作業があり、最大で9時間かかる可能性があるとして、ゼロからマスクを作成する過程などをみせることは拒否した。

同副社長はマスクを準備するのは容易ではないと認めつつ、顔認証にはリスクもあることを伝えたいと説明。iPhoneXを他人に貸すことには注意が必要との考えを示した。

リサーチには約1週間かかったとし、多くの失敗もあったと明かした。マスクのフレームはプラスチック製で、皮膚に似せるように紙テープで覆い、鼻にはシリコン、目と口には紙を用いたという。

アップルはBkavの発表についてコメントを拒否。Face IDについて説明している自社ウェブサイトのページを確認するよう求めた。

同ページによると、無作為に選ばれた他人がiPhoneXを見て、Face IDで本体のロックを解除できてしまう確率はおよそ100万分の1としている。一方の指紋認証機能「Touch ID」は5万分の1だという。また、Face IDを試せるのは5回までで、認証に5回失敗したらパスコードの入力が必要だとしている。

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