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米ミシガン大消費者信頼感、5月は予想外に改善 先行き依然暗く

ロイター / 2020年5月16日 2時13分

 15日、米ミシガン大学が公表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は73.7と、4月に付けた8年ぶりの低水準である71.8から予想外に改善した。写真は2012年3月撮影(2020年 ロイター/Jim Young)

[15日 ロイター] - 米ミシガン大学が15日に公表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は73.7と、4月に付けた8年ぶりの低水準である71.8から予想外に改善した。新型コロナウイルスが経済を直撃する中、国の緊急対策が家計の下支えになった。

市場予想は68.0だった。4月は統計開始以降で最大の落ち込みを記録していた。

内訳では現況指数が83.0に上昇する一方、期待指数は67.7と約6年ぶりの水準に低下するなど、「個人の財務状況を巡る見通しは依然として暗い」(調査担当のリチャード・カーティン氏)という。

調査では、最大の心配事として「健康」を挙げた人の割合が57%と引き続き高いが、4月の61%からは低下した。反対に「社会的隔離」は4月の14%から21%に上昇し、心配事で第2位になった。「財務」は4月の22%から17%に低下した。

1年先の期待インフレ率は3.0%。5年先の期待インフレ率は2.6%だった。

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