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原油先物は続落、主要産油国間の妥協成立で供給増観測

ロイター / 2021年7月15日 11時45分

 7月15日 原油先物は続落。主要産油国間で妥協が成立したことを受け供給が増えるとの見方が広がったほか、先週の米燃料在庫が拡大し、米国内の需要を巡って懸念が強まった。写真は中国青島市の港に停泊する石油タンカー。2019年4月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[シンガポール 15日 ロイター] - 15日の原油先物は続落。主要産油国間で妥協が成立したことを受け供給が増えるとの見方が広がったほか、先週の米燃料在庫が拡大し、米国内の需要を巡って懸念が強まった。

0053GMT(日本時間午前9時53分)時点で、北海ブレント原油先物の9月限は0.44ドル(0.6%)安の1バレル=74.32ドル。米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物の8月限は0.52ドル(0.7%)安の72.61ドル。

その後は両先物ともに下落幅が1ドルを上回った。

ロイターはサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が妥協に達し、原油供給拡大合意への道が開かれたと報道。これを受け、14日の原油先物は2%下落した。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は今月、サウジとUAEの対立が表面化し、協調減産縮小を巡る協議が一度決裂していた。

OANDAのアナリスト、エドワード・モヤ氏はノートで「合意がまとまるにはしばらくかかるだろうが、UAEは来年の増産が認められそうだ」と指摘。「OPECプラスでは近いうちに生産拡大計画が出てきそうだ。需要増大で原油市場が過度に逼迫していたため、歓迎すべきニュースだ」とした。

また、米エネルギー情報局(EIA)が14日発表したデータによると、先週の原油在庫は8週連続で減少する一方、ガソリン・ディーゼル在庫が製油所利用率の低下にもかかわらず拡大した。

モヤ氏によると、トレーダーらはトータルの石油在庫が6月上旬以来初めて増加したことに注目しており、原油在庫減少は相場押し上げにほとんどつながらなかった。

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