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原油先物、需給逼迫観測で上昇 週間では2%超の上げに

ロイター / 2021年10月15日 12時6分

原油先物価格は15日、上昇している。週間では2%超の上げとなる見通し。写真は2020年4月、米オクラホマ州クッシングで撮影(2021年 ロイター/Drone Base)

[メルボルン 15日 ロイター] - 原油先物価格は15日、上昇している。週間では2%超の上げとなる見通し。天然ガスや石炭価格の高騰で石油製品に切り替える動きが広がる中、今後数カ月、需給が逼迫する可能性が高まっている。

0156GMT(日本時間午前10時56分)時点で米WTI先物は0.30ドル(0.4%)高の1バレル=81.61ドル。

ブレント先物は0.28ドル(0.3%)高の同84.28ドル。

アナリストは、経済協力開発機構(OECD)の原油在庫が2015年以来の低水準になっていることが材料視されていると指摘。天然ガスや石炭価格の高騰を受けて、産業界が電力供給を石油製品に切り替えていることも相場を支援している。

国際エネルギー機関(IEA)は14日公表した月報で、世界的なエネルギー不足で石油需要が日量50万バレル増加するとの見通しを示した。また、石油輸出国機構(OPEC)プラスの今年第4・四半期の生産量が推定需要を日量70万バレル下回ると予測。少なくとも年内は需要が供給を上回るとの見通しを示した。

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