現時点で金融引き締めならユーロ圏経済の回復頓挫=ECB総裁
ロイター / 2021年11月15日 23時49分
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は15日、インフレ抑制のために現時点で金融引き締めを行えば、ユーロ圏経済の回復が頓挫すると述べた。写真は2019年12月、フランクフルトで撮影(2021年 ロイター/Ralph Orlowski/File Photo)
[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は15日、インフレ抑制のために現時点で金融引き締めを行えば、ユーロ圏経済の回復が頓挫すると述べた。
ラガルド総裁は欧州議会の経済に関する公聴会で、物価は従来の予想よりも大きく上昇し、物価上昇は長く継続すると認めながらも、来年には収束すると改めて表明。現時点で何らかの政策決定を行えば、 物価上昇がおのずと収束に向かうときに経済に打撃を与えることになると警告した。
その上で、2022年に利上げの条件が達成される可能性は「極めて低い」と改めて表明。ただ23年については同様の確証はできないと述べた。
このほか、賃金の上昇は加速する可能性があると指摘。ただ、ECBは波及効果による物価上昇が長引くとは予想していないと語った。
この記事に関連するニュース
-
焦点:ECB利下げは「年内に複数回」、理事会メンバーの大勢が想定
ロイター / 2024年4月23日 12時53分
-
焦点:依然好調な米経済、インフレ続けば世界経済の圧迫要因に
ロイター / 2024年4月16日 7時5分
-
アングル:ECB金融政策、実際にはFRBが左右か
ロイター / 2024年4月12日 11時12分
-
ECB、金利据え置き 声明で利下げ示唆
ロイター / 2024年4月12日 3時15分
-
ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
ロイター / 2024年4月11日 23時31分
ランキング
-
1アキレス、シューズの国内生産終了へ コスト増や少子化など背景
ロイター / 2024年4月25日 16時27分
-
2山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
3イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
4過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
-
5サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください