米テスラのＮＹ州従業員、労組結成に向け活動開始

　２月１４日、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのニューヨーク州従業員は、労働組合結成の活動を開始すると発表した。写真はテスラのロゴ。チューリッヒで２０１６年７月撮影（２０２３年　ロイター／Arnd Wiegmann）

[１４日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのニューヨーク州従業員は１４日、労働組合結成の活動を開始すると発表した。

従業員は経営陣に宛てた書簡で、州北部の労組「ワーカーズ・ユナイテッド」に加入する意向を示した。労組結成が実現すれば、テスラの米拠点で初となる。

イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は過去に労組結成に反対する立場を鮮明にしており、２０１８年に従業員が労組を結成すればストックオプションを失うとツイートし、全米労働関係委員会（ＮＬＲＢ）に削除するよう要請されたことがある。

従業員は発表文で「職場でわれわれの発言は無視されてきたと感じているが、労組結成により発言権を得られると確信している」と述べた。