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米気球は新疆・チベットを飛行、制裁に対抗措置取る=中国外務省

ロイター / 2023年2月16日 5時49分

 2月15日、中国外務省の汪文斌報道官(写真)は、米国が中国の気球を撃墜し中国企業6社を貿易ブラックリストに追加した問題で、中国の主権を損なう米企業に対して対抗措置を取ると表明した。写真は北京で2022年3月撮影(2023年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[北京 15日 ロイター] - 中国外務省の汪文斌報道官は15日、米国の高高度気球が新疆ウイグル自治区とチベット自治区の上空を飛行したと述べた。

中国は今週、米国の気球が2022年5月以降、許可なく中国領空を10回以上飛来したと発表したが、具体的な場所は明らかにしていなかった。

汪氏は定例会見で「(米国の気球は)中国当局の承認なしに新疆やチベットを含む中国の領空を少なくとも10回違法に飛行した」と述べた。

米国は中国の主張を否定している。

汪氏は米国が中国の気球を撃墜し中国企業6社を貿易ブラックリストに追加した問題で、中国の主権を損なう米企業に対して対抗措置を取ると表明した。

会見の冒頭で「米国は武力を乱用し、過剰に反応し、事態をエスカレートさせ、(この問題を)中国の企業や機関に違法な制裁を加える口実にした」と非難した。

「中国はこれに断固として反対し、中国の主権と安全を損なう米国の関連団体に対し、法律に基づいて対抗措置を取る」と述べた。

中国は国家主権と合法的な権益を断固として守ると強調した。

関係筋によると、気球の問題を受けて訪中を延期したブリンケン米国務長官は、今週ミュンヘンで外交トップの王毅氏と会談する可能性について検討しているという。

また、シャーマン米国務副長官は中国とのコミュニケーションは止まっていないとしつつも、今後の高官級会合の詳細については明らかにせず、「条件が整えば、再び顔合わせができると望んでいる。現時点で発表することはない」と述べた。

さらに「中国は同国上空に何億兆もの米国の気球があると主張しているが、それは全く真実ではない。中国上空に米政府の気球はない」という認識を改めて強調した。

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