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日産、ノートの高級仕様車「オーラ」今秋発売 輸入車に対抗

ロイター / 2021年6月15日 15時13分

[東京 15日 ロイター] - 日産自動車は15日、小型ハイブリッド車「ノート・オーラ」を今秋に国内で発売すると発表した。売れ行きが堅調な主力小型車「ノート」に高級仕様モデルを追加した。セダンからの乗り換えや輸入車を検討している顧客を新たに取り込み、ブランド力向上を狙う。

国内小型車市場は、車名別販売で9カ月連続首位の「ヤリス」をはじめ、車両価格が200万円以下のトヨタ自動車の車種が上位を占める。高級仕様の小型車は欧州メーカーに品ぞろえが多く、日本勢にはあまり受け皿がないとみて、日産はこれまで手薄だった高級仕様の小型車で攻勢をかける。

オーラの車両価格は約261万3000円から。通常のノートの最上級グレードであるX(約218万円)と比べると40万円ほど高い。販売計画は公表していない。世界的な半導体不足に伴う部品供給遅延の影響を踏まえ、秋の発売とした。

通常のノートより車幅を4センチ広げ、国内規格の「3ナンバー」にした。窓ガラスに高級車と同じ遮音対策を施し、静粛性を向上。内装には木目調や本革を使い、前後方ランプはLEDを採用するなどして質感を高めた。日産では小型車として初めて音響機器メーカーの米ボーズと共同開発したスピーカーを座席の頭部に配置した。

星野朝子副社長はこの日のオンラインでの新車発表会で、オーラについて「従来のコンパクトカーの殻を破る自信作」とし「コアマーケットの日本で今後もさまざまな商品を出していきたい」と述べた。

一方、一部メディアが13日に報じた高級セダン「スカイライン」の開発中止について星野副社長は、「そのような意思決定をした事実は一切ない。日産は決してスカイラインをあきらめない」と否定した。

ノートは国内の軽自動車を除く日産の車で最も売れている車種。同社は昨年12月下旬、約8年ぶりに全面改良した新型ノートを発売。今年1月から5月までの累計販売実績は3万9000台超で、目標とする月平均販売ペース約8000台をほぼ維持している。

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