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途上国の石油収入は最大85%減、影響重大とIEA・OPECが警告

ロイター / 2020年3月17日 7時52分

 3月16日、今年の途上国の石油・ガス収入は、今の市場環境が続いた場合、50-85%減少して20年余りぶりの低水準に落ち込む――。国際エネルギー機関(IEA)と石油輸出国機構(OPEC)は16日発表した共同声明で、最近のIEAの分析を引用してこう警鐘を鳴らした。2019年12月撮影(2020年 ロイター/Leonhard Foege)

[ロンドン 16日 ロイター] - 今年の途上国の石油・ガス収入は、今の市場環境が続いた場合、50-85%減少して20年余りぶりの低水準に落ち込む――。国際エネルギー機関(IEA)と石油輸出国機構(OPEC)は16日発表した共同声明で、最近のIEAの分析を引用してこう警鐘を鳴らした。

IEAのビロル事務局長とOPECのバルキンド事務局長は、こうした大幅な減収が特に途上国の医療や教育といった公的セクターの支出を直撃し、「社会的かつ経済的に重大な影響」を及ぼす公算が大きいと述べた。

原油価格は16日、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大して世界的な景気後退(リセッション)に突入する様相を呈してきたことを受け、1バレル=30ドルを割り込んだ。OPECとロシアなど非OPEC産油国による生産量調整の協調態勢が崩れたことも、価格を下押している。

共同声明は、市場シェア獲得のために価格競争を始めたサウジアラビアとロシアに直接言及していないが、原油市場の安定を呼び掛けた。

*写真とカテゴリーを追加しました。

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