NY市場サマリー(17日)

ロイター / 2017年7月18日 6時50分

[17日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、中国の強い経済指標や米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測の後退を背景に、ドルが主要6通貨に対して一時、10カ月ぶりの安値を付ける一方、円に対しては小幅上昇した。

中国の第2・四半期の国内総生産(GDP)が前年同期比6.9%増と予想を上回り、小売売上高や鉱工業生産の月次統計も堅調だったことから、中国と貿易上の結び付きが強いオーストラリアの豪ドルが対米ドルで2年強ぶり高値の0.7840ドルに急上昇した。

みずほ(ニューヨーク)のFXストラテジスト、サイリーン・ハラジリ氏は「予想を上回る中国の経済統計が、新興国市場の支援要因になった」と述べた。

また、14日に発表された米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、市場が織り込むFRBの年内追加利上げの確率は50%を切った。

クレディ・アグリコル(ニューヨーク)のFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「市場はFRBが近い将来に利上げすることを確信していない。こうした環境下、ドルは苦戦している」と述べた。

<債券> 米金融・債券市場では狭いレンジでの取引となる中、国債利回りが低下。市場の関心は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けられている。

米連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で、バランスシートの縮小について討議するかどうかが注目される。

アクション・エコノミクスはブログで、堅調な米雇用統計は全般的に好調な成長見通しを踏まえ、FRBが早ければ来週にバランスシートの縮小開始を発表する可能性があると指摘する。

ジャフェリーズのマネーマーケット・エコノミスト、トム・シモンズ氏は、利上げがなければ短・中期債への追い風となる一方、バランスシートの縮小は長期債への圧迫要因になるとし、「今週イールドカーブが幾分スティープ化する可能性があるだろう」との認識を示した。

週内に実施される米企業の起債にも注目が集まっている。アナリストによると、国債の金利を確定しようとする動きから、今週は起債が立て込む状況となっている。

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