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コロナ抗体薬、中期治験で入院と緊急治療が減少=米リリー

ロイター / 2020年9月17日 13時6分

 9月16日、米製薬大手イーライリリーは、新型コロナウイルス感染症の抗体医薬品の中期臨床試験(治験)で、1回の投与により入院と緊急集中治療の必要性を減らすことができたと発表した。写真は2018年2月にフランスで撮影。(2020年 ロイター/Vincent Kessler)

[16日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリー は16日、新型コロナウイルス感染症の抗体医薬品の中期臨床試験(治験)で、1回の投与により入院と緊急集中治療の必要性を減らすことができたと発表した。

同社広報担当者によると、米食品医薬品局(FDA)と、追加の臨床試験や緊急使用承認の可能性などを巡って幅広い協議が見込まれている。

研究結果は暫定的なもので、外部専門家の点検は受けていない。

治験では、新型コロナから回復した患者の体内に作られた抗体の複製を作り、3種類の投与をした。比較的軽い症状を示していた被験者302人のうち、その後に入院ないし緊急治療が必要になったのは5人(1.7%)。プラセボ(偽薬)群では6%だった。

入院したケースの大半は、肥満や高齢といった基礎的なリスク要因のある患者だった。同社は、今後の試験ではこうした高リスクの患者群に焦点を当てるとした。

レイモンド・ジェームズのアナリスト、スティーブン・シードハウス氏はリサーチノートで「こうしたデータはホームラン級ではないが、今のところ治療薬の進展が見られていない比較的軽い症状の外来患者を対象としている点で、最も期待が持てるデータの一つだ」と指摘した。

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