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EU、グーグルのフィットビット買収承認 データ管理制限で合意

ロイター / 2020年12月18日 2時44分

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は17日、米アルファベット傘下のグーグルが21億ドルでウエアラブル端末メーカー、フィットビットを買収する計画を承認した。昨年11月撮影(2020年 ロイター/DADO RUVIC)

[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は17日、米アルファベット傘下のグーグルが21億ドルでウエアラブル端末メーカー、フィットビットを買収する計画を承認した。利用者の健康データ管理を制限することにグーグルが同意したことを受けた。

買収計画を巡っては、消費者団体やグーグルの競合企業が同社の市場支配のほか、健康データのターゲット広告への利用に関してプライバシーを巡る懸念の声が上がっていた。

欧州委によると、グーグルは10年間にわたり競争上の懸念を巡る対策を受け入れることで合意。さらに10年間延長される可能性もあるという。

同社はフィットビットの利用者データを他のデータとは別に保存し、フィットビットなどウエアラブル端末のデータをグーグルの広告に使用しない。また利用者は、自分の健康データをグーグルアカウントに保存するか、フィットビットアカウントに保存するかを選べるという。

グーグルは「この買収がウエアラブル端末のイノベーションを後押しし、人々がより健康的な生活を送れる製品を開発できるようになると信じている」と述べた。

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