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米国務長官、ウクライナとドイツ訪問へ ロシア外相とも会談

ロイター / 2022年1月19日 3時51分

米国務省は18日、ブリンケン国務長官が今週、ウクライナの首都キエフを訪問すると発表した。2021年9月撮影(2022年 ロイター/Rebecca Droke)

[ワシントン/モスクワ 18日 ロイター] - ブリンケン米国務長官はロシアとウクライナを巡る危機の緩和に向け、今週ウクライナとドイツを訪問するほか、ジュネーブでロシアのラブロフ外相と会談することが18日、分かった。

米国務省によると、ブリンケン長官はウクライナの首都キエフを訪問し、19日にウクライナのゼレンスキー大統領とクレバ外相と会談する。その後ドイツの首都ベルリンに向かい、ベーアボック独外相と会談し、米英仏独の4カ国による協議に出席する。

米国務省当局者によると、ブリンケン氏は21日にジュネーブでロシアのラブロフ外相と会談する。

ホワイトハウスは先週、ロシアが外交で目的を果たせなかった場合に戦争の口実を捏造し、ウクライナに近く侵攻する準備を進めているとの懸念を表明していた。

国務省によると、ブリンケン長官は「最近のロシアとの外交的関与と、ロシアによるウクライナへのさらなる侵攻を阻止する共同の取り組みを巡り協議する」見通しで、「ロシアに対し大規模な影響かつ深刻な経済的な代償を課す同盟国やパートナー国の準備」についても話し合うという。

国務省当局者は「米国は紛争を望んでいない。平和を望んでいる」としながらも、今月に入ってから行われた一連の協議を受けても事態は沈静化に向かっていないと指摘。「ロシアによるウクライナ侵攻がいつでも起こり得る時点に達している」とし、「事態が鎮静化する環境がなければ、有意な外交上の進展は得られない。ロシアの行動はこれに逆行している」と述べた。

一連の会談に先立ちブリンケン長官は18日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、ウクライナ国境周辺のロシア軍部隊集結を巡る緊張緩和に向けた外交的な方策を模索するよう促した。さらに、ウクライナの主権に対する米国のコミットメントを再表明した上で、欧州の安全保障に関する協議は、ウクライナを含む北大西洋条約機構(NATO)の同盟国や欧州のパートナー国を含む必要があるという考えを改めて伝えた。

ラブロフ外相は、ロシア政府が米国の外交努力を歓迎するとしつつも、ウクライナ側がウクライナ東部での紛争終結に向けた合意を「妨害」しているというロシアの主張を改めて表明。ブリンケン長官に対し「ロシアの侵攻」に関する憶測を繰り返さないよう求めたほか、さらなる協議を近く行う可能性について話し合ったとした。

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