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ブラジル経済閣僚、緩和の条件整うと強調 中銀総裁は否定的

ロイター / 2023年5月18日 10時59分

 5月17日、ブラジルのアダジ財務相は、議会下院で証言し、高金利環境によって資本市場が停滞しており、力強い経済成長を妨げる恐れがあるとし、インフレ状況が悪化しない限り金融緩和の条件は整っているとの考えを示した。写真はブラジリアで4月撮影(2023年 ロイター/Ueslei Marcelino)

[ブラジリア 17日 ロイター] - ブラジルのアダジ財務相は17日、議会下院で証言し、高金利環境によって資本市場が停滞しており、力強い経済成長を妨げる恐れがあるとし、インフレ状況が悪化しない限り金融緩和の条件は整っているとの考えを示した。

アダジ氏は「利下げサイクルに余地があるという私の理解に害意はない」と述べ、中央銀行の金利決定権に疑義を唱えるものではないことを強調した。

テベテ企画相も、8月に利下げを行うのに好ましい環境だと指摘。議会で審議中の新たな財政枠組みに触れ、経済に対して責任を負うというルラ政権の決意の表れだと述べた。

一方、中央銀行のカンポス・ネト総裁は、ディスインフレが定着しにくい状況だと強調するとともに、インフレ期待の上昇に懸念を示し、金融緩和の手掛かりを一切示さなかった。

総裁は「インフレが収束するかどうかは引き続き、インフレ期待の反応、公的債務の見通し、資産価格など他のマクロ経済変数にかかっている」と発言。新たな財政枠組みについては、プラスに作用するだろうが、金利との間に直接的な相関はないと指摘した。

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