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米国株式市場=ダウ533ドル急落、FRB当局者のタカ派発言嫌気

ロイター / 2021年6月19日 6時49分

6月18日、米国株式市場は主要株価指数が軒並み急落し、ダウ工業株30種は533ドル値下がりして取引を終えた。ブラード米セントルイス地区連銀総裁のタカ派発言が嫌気された。写真は1月28日、ニューヨーク証券取引所前で(2021年 ロイター/Mike Segar)

[18日 ロイター] - 米国株式市場は、主要株価指数が軒並み急落し、ダウ工業株30種は533ドル値下がりして取引を終えた。ブラード米セントルイス地区連銀総裁のタカ派発言が嫌気された。

週間ではダウ平均が昨年10月以来、S&P総合500種指数は今年2月以来の大幅な下げとなった。

ブラード総裁は、連邦準備理事会(FRB)が今週、金融政策の引き締めを早める方向にシフトしたことについて、新型コロナウイルス禍からの回復に伴い、経済成長、特にインフレ率が予想よりも伸びていることに対する「自然な」対応であるという認識を表明。インフレ抑制に向け、利上げを「2022年終盤に開始すべき」と主張した。

インバネス・カウンシルのチーフ投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「これだけ長い間、好調に推移してきたことから、利益確定の期間があってもおかしくない。多少の売りに驚きはない」と語った。

株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は4週ぶりの高値で引けた。

原油価格は当初値下がりしていたものの、今年の米石油生産の伸びは限定的である可能性が高いと伝わったことで値を戻した。

この日は株価指数と個別株の先物、オプション取引が期限を迎える「クアドルプル・ウィッチング」に当たり、出来高が膨らんだ。

米取引所の合算出来高は149億7000万株。直近20営業日の平均は109億6000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33290.08 -533.37 -1.58 33622.7 33622.7 33271.9

0 0 3

前営業日終値 33823.45

ナスダック総合 14030.38 -130.97 -0.92 14096.9 14129.2 14009.0

3 2 4

前営業日終値 14161.35

S&P総合500種 4166.45 -55.41 -1.31 4204.78 4204.78 4164.40

前営業日終値 4221.86

ダウ輸送株20種 14622.90 -197.13 -1.33

ダウ公共株15種 884.86 -22.88 -2.52

フィラデルフィア半導体 3152.81 -78.90 -2.44

VIX指数 20.77 +3.02 +17.01

S&P一般消費財 1387.66 -6.51 -0.47

S&P素材 505.45 -8.32 -1.62

S&P工業 840.16 -10.63 -1.25

S&P主要消費財 706.19 -11.89 -1.66

S&P金融 583.92 -14.65 -2.45

S&P不動産 276.12 -4.20 -1.50

S&Pエネルギー 391.92 -11.79 -2.92

S&Pヘルスケア 1437.17 -17.71 -1.22

S&P通信サービス 258.06 -3.00 -1.15

S&P情報技術 2491.85 -23.50 -0.93

S&P公益事業 323.41 -8.73 -2.63

NYSE出来高 27.69億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 28540 - 390 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 28515 - 415 大阪比

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