米ＧＭ、売却するタイ工場の全従業員をレイオフへ＝タイ高官

　２月１９日、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は、売却を発表したタイ工場の従業員約１５００人について６月からレイオフを開始する方針。写真は米ミシガン州デトロイトで２００９年８月撮影（２０２０年　ロイター/Jeff Kowalsky）

［バンコク　１９日　ロイター］ - 米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ） は、売却を発表したタイ工場の従業員約１５００人について６月からレイオフを開始する方針。タイ政府高官が１９日明らかにした。

ＧＭは１６日、アジア事業の見直しの一環で、タイの２工場を中国の自動車大手、長城汽車（ＧＷＭ）<601633.SS>に売却すると明らかにした。[nL4N2AH152]

タイ労働相の顧問Jak Punchoopet氏はロイターに、ＧＭと長城汽車の合意は工場の売却についてのみで従業員の移管は含まれていないとし、工場の全従業員がレイオフされると説明した。

６月に部品生産部門の１０００人、１０月には組み立てラインの３００─４００人程度がレイオフされ、２０２０年末までに全員がレイオフされる見通しという。

タイ工場のリストラについて、現時点でＧＭのコメントは得られていない。