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日経平均は反発、堅調な地合い保ちながらも上値に慎重

ロイター / 2020年6月19日 15時57分

6月19日、東京株式市場で日経平均株価は反発した。都内で5月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は反発した。全体的に手掛かり材料に乏しい中、前日に発表された東京エレクトロン<8035.T>の今期決算見通しが強いガイダンスだったことが注目され、心理的に好影響を与えた。ただ、週末とあって模様眺めムードも強く、堅調な地合いを保ちながらも上値に対して慎重な動きとなった。

東京エレクトロンは18日、2021年3月期の連結営業利益が前年比15.8%増の2750億円になる見通しだと発表。同時に年間配当予想を1株当たり660円と72円の増配としたことが好感されている。

市場では「これまではマクロ経済指標の改善が見られる中、企業業績については単なる回復期待で実態の裏付けが乏しかったものの、成長分野がある同社の実態が上向きであることが確認された」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声が聞かれた。

一方、18日の米国株市場は、経済の回復期待と新型コロナウイルスの感染第2波への懸念が共存した格好となり、ダウが小幅安、S&P総合500種とナスダック総合が小幅高で引けた。米株については「今晩の米国株式市場で(株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満了日が重なる)トリプルウィッチングを控え、それを通過するまで様子を見たいというムードもあるようだ」(国内証券)との指摘もある。

また、きょうは大引けでFTSE定期見直しにより、パッシブ連動資金のリバランス需給で日本からは約1000億円の資金流出が観測されていたが、株価に大きな影響を与えることはなかった。

TOPIXは小幅続落。東証33業種では、空運、証券業、精密機器などが上昇し、鉄鋼、非鉄金属、海運業などが値下がりした。東証1部の売買代金は、2兆8398億1700万円だった。

個別では、東京エレクトロンのほか、アドバンテスト<6857.T>など半導体関連株が堅調。日本航空<9201.T>がしっかりとなり、ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>なども上昇したが、ソニー<6758.T>はさえない。

東証1部の騰落数は、値上がり1043銘柄に対し、値下がりが1033銘柄、変わらずが90銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22478.79 +123.33

寄り付き    22515.75

安値/高値   22352.16─22523.66

TOPIX<.TOPX>

終値       1582.80 -0.29

寄り付き     1588.64

安値/高値    1574.93─1588.64

東証出来高(万株) 155593

東証売買代金(億円) 28398.17

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