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アックマン氏のファンドがUMG株取得へ、SPACの活用撤回

ロイター / 2021年7月19日 19時19分

[パリ 19日 ロイター] - 著名投資家ビル・アックマン氏率いる特別買収目的会社(SPAC)「パーシング・スクエア・トンティーン・ホールディングス(PSTH)」は、米大手音楽会社ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)の株式を取得する計画を撤回した。

投資家や規制当局がSPACの利用を疑問視したためで、代わりに同氏の主力ヘッジファンドであるパーシング・スクエアが最大10%のUMG株を購入する。

UMGは仏メディア大手ビベンディの傘下にあり、テイラー・スウィフトなどのアーティストが所属している。

金融緩和を背景に米欧ではSPACブームが起きている。SPACを通じて未上場企業を丸ごと買収すれば面倒な手続きなしに株式を上場できる。ただ、SPACを使って少数株式を取得するアックマン氏の計画には当初から疑問の声が多かった。

PSTHは、今回の株式取得がニューヨーク証券取引所のルールを満たしているか、米証券取引委員会(SEC)から問い合わせがあったため、撤回を決めたと表明。SECがいくつかの点について問題を指摘したと説明したが、詳細は明らかにしていない。

「われわれはこの計画の複雑さと構造に対する一部の株主の反応を過小評価していた」と認めた。

PSTHは株式取得の撤回に伴い、補償金を支払う。

PSTHは昨夏の上場でUMG株買収のために40億ドルを調達しており、18カ月以内に別の買収先を探す。見つからなければ投資家に資金を返還することになる。

ジェフリーズのアナリストは、40億ドルのUMGへの投資はパーシング・スクエアにとって大きな支出になると指摘し、共同出資を探る可能性があるとの見方を示した。

ビベンディは、UMGを既存の株主にスピンオフして、資金を調達する計画。パーシング・スクエアはUMGの株式5─10%を取得する見込みとし、10%に満たない分は別の投資家への売却もあり得るとの考えを示した。

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