日経平均は反発、値がさハイテク株に買い 米ナスダック高の流れ
ロイター / 2021年10月19日 15時54分
東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株式市場でナスダックが上昇した流れを引き継ぎ、値がさハイテク株を中心に買いが優勢となった。写真は東京証券取引所で昨年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株式市場でナスダックが上昇した流れを引き継ぎ、値がさハイテク株を中心に買いが優勢となった。警戒されていた米長期金利上昇や原油価格の高騰に一服感がみられたことも安心感を誘った。香港や上海などアジア株がしっかりだったことも支援し、日経平均は一日を通してプラス圏を維持した。
日経平均は反発スタート後も上げ幅を拡大し、後場では247円03銭高の2万9272円49銭の高値をつけた。ただ、その後は上げ一服となり、2万9200円近辺で一進一退となった。来週に企業決算発表が本格化することもあり、さらなる上値追いには慎重だった。
松井証券の窪田朋一朗シニアマーケットアナリストは「原油高や中国不動産問題といった懸念材料が幾分後退し、日経平均はしっかり。短期的なインフレリスクもいったんは後退したが、11月上旬のFOMC(連邦公開市場委員会)までは様子を見たい」との見方を示した。
TOPIXは前営業日比0.36%高の2026.57ポイント。東証1部の売買代金は2兆4409億円。東証33業種では、海運業、精密機器、その他製品などの15業種が値上がり。半面、鉱業、空運業、石油・石炭製品などの18業種は値下がりした。
個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンファナックなどの値がさ株がしっかり。4銘柄で日経平均を約142円押し上げた。半面、第一三共、アステラス製薬などは軟調だった。
そのほか、INPEX、石油資源開発などの石油関連株は大幅安。原油高に一服感が出始めたことから利益確定売りが加速した。円安基調を背景に前日には大幅高となったトヨタ自動車、ホンダ、SUBARUなどの自動車株も反落した。
東証1部の騰落数は、値上がり1115銘柄に対し、値下がりが962銘柄、変わらずが107銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29215.52 +190.06 29117.28 29,075.37─29,272.49
TOPIX 2026.57 +7.34 2023.20 2,018.10─2,029.40
東証出来高(万株) 99279.00 東証売買代金(億円) 24409.00
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