サービス関連拡充した新たな景気指数8月下旬から参考公表=内閣府
ロイター / 2022年7月19日 16時57分
7月19日、内閣府の景気動向指数研究会は、2012年からの第16循環の山を2018年10月、谷を2020年5月に確定したと発表した。写真は2021年1月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 19日 ロイター] - 内閣府経済社会総合研究所の景気動向指数研究会は19日、現行の景気動向一致指数よりもサービス関連などのデータを拡充した新指数を8月下旬より公表すると発表した。
指数に採用する経済統計を現行の10指標から17指標に拡充する。当面参考指標として公表し、既存の一致指数と併存する。
現行の一致指数は、鉱工業生産など製造業の統計に偏っており、サービス関連の統計を十分反映していないとの意見から、2020年夏以降検討が進められてきた。
新指数は、従来の一致指数で採用されてきた鉱工業生産や営業利益、輸出数量指数などに加え、これまでは景気動向遅行指数の算出に使われてきた第3次産業活動指数も採用する。これまでは景気動向指数に使われてこなかった、建設出来高、ソフトウエア投資、実質サービス輸出なども採用する。
新指数を従来の一致指数に置き換えるかなどは、今後の指数の推移をみて、景気をより適切に反映していると見なせるか議論を踏まえて判断する。
企業の設備投資や輸出と比べ、個人消費は水準が安定しているため、新しい指数は現行の一致指数と比べ、山谷が緩やかになる特徴がある。
景気動向指数研究会は同日、2012年からの第16循環の山を2018年10月、谷を2020年5月に確定したと発表した。これまでの暫定判定と同じだった。
この記事に関連するニュース
-
植田日銀総裁の朝日新聞インタビューは追加利上げに向けたキックオフ(愛宕伸康)
トウシル / 2024年4月10日 8時0分
-
香港株式市場、中国景気の改善期待などから「小幅上昇」 ~アジア・マーケット動向を振り返る【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月5日 15時10分
-
景気一致指数2カ月連続でマイナス、判断「下方への局面変化」に下げ
ロイター / 2024年4月5日 15時9分
-
第1四半期のGDP成長率は前年同期比5.66%、内需に陰り(ベトナム)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月5日 0時0分
-
共通点は「もやもや感」…“身近なデータ”から読む景気動向【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月4日 18時0分
ランキング
-
1格安スマホの利用者は約4割 実際に支払っている月額利用料金の2位は「2000円台」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
2グリコ「チルド食品」出荷再開→再停止…システム障害で 乳製品・洋生菓子など、5月中旬の再開目指す【全文】
ORICON NEWS / 2024年4月19日 18時57分
-
3セブン―イレブン、おにぎりや弁当の「値引き」タイミングを本部が通知へ…食品ロス削減狙い
読売新聞 / 2024年4月19日 20時31分
-
4築地に国際交流拠点、東京都が三井不・読売連合を選定…30年代前半の開業目指す
読売新聞 / 2024年4月19日 22時30分
-
5日産とパナソニック、家電連携で新サービス開始
レスポンス / 2024年4月19日 19時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください