解散総選挙の雰囲気あると思わない、国民の理解必要=岸田政調会長
ロイター / 2020年7月20日 7時19分
7月19日、自民党の岸田文雄政調会長はNHK日曜討論に出演し、早期の解散・総選挙の可能性に関連し「周りに解散・総選挙の雰囲気があると思わない。国民の理解が必要」と指摘した。写真は2017年7月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 20日 ロイター] - 自民党の岸田文雄政調会長は19日のNHK日曜討論に出演し、早期の解散・総選挙の可能性に関連し「周りに解散・総選挙の雰囲気があると思わない。国民の理解が必要」と指摘した。政府の観光支援事業「GoToトラベル」事業の見直しに伴うキャンセル料補償について、政府側が「動いているようだ」と述べ、支援検討に動き出しているとの見解を示した。
22日スタートするGoToトラベル事業について、政府は16日、新型コロナウイルスの新規感染者が急増している東京発着の旅行は割引対象から外す方針を表明したが、割引を当て込んでいた予約者からのキャンセル料についてこれまで政府は補償しない方向性を示していた。
岸田政調会長はGoToトラベル事業に関しても「経済対策と(感染拡大予防の)バランスの試金石」と指摘。「丁寧、柔軟に進めないと厳しい批判にさらされてしまう」と指摘。「なぜ今なのかとの指摘があるが、(感染拡大が)いったん収まったかに見えて決定したが、その後状況が急に悪化してしまった」と説明し、「柔軟な対応、具体的にさまざまな地域の事情に配慮した対応が必要」との見解を示した。旅行者による感染拡大を懸念する自治体への配慮と、観光業の早期支援を重視する自治体の双方への配慮を重視する姿勢を示した格好だ。
新型コロナ感染拡大予防のため緊急事態宣言の再発動に関連し、岸田氏は「緊急事態宣言を出すべきか、しっかりと検討しないといけないが、政府は今すぐにやるべきという判断ではない。ただ状況は刻々と変化するので、機動的、柔軟な発想が重要なのではないか」と述べた。
(竹本能文)
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